堆肥作りのページ
わが家の菜園では無農薬、有機肥料を基本に野菜作りをしています。
そのため、堆肥作りは菜園の作業の中でも最も力を入れている作業の一つです。
落ち葉堆肥、市販のコンポスター、ダンボールコンポスト、EMボカシU等を手作りしています。
作った有機堆肥に購入した発酵鶏糞、油粕を混ぜて使っています。
<落ち葉堆肥><市販のコンポスター><ダンボールコンポスト>
<EMぼかしU><チップ堆肥> <よい土を作るための施肥方法>
Web版は工事中です。
ワード版を掲載します。 「よい土を作るための施肥方法」
<落ち葉堆肥>
わが家の堆肥のメインが落ち葉堆肥です。毎年11月に近くの公園から落ち葉を集め堆肥を作ります。
落ち葉堆肥の原料は、落ち葉、米ぬかです。場合により、油粕を混ぜることもあります。
集めてきた落ち葉は乾燥していることが多いので、水を加えます。水はぎゅっと握って水が滴る程度に加えます。米ぬかの量は、水にぬらした落ち葉を高さx幅x長さ=1mx1mx2mに積み上げた量に対し30kgの米袋一杯程度です。(だいたい13kg程度)
このとき落ち葉の積み上げはふわっと積み上げるのではなく、積みながら足で踏み固めます。そのため1mx1mx2mに積み上げたぬらした落ち葉の量は相当多いことになります。
このようにして米ぬかを混ぜて積み上げた落ち葉は微生物の力で発酵を始め2,3日しますと温度が上がってきます。一週間もすると落ち葉の内部は50℃を越える温度になります。もし一週間ぐらい経っても温度が上がらないときは、水か米ぬかが少ないと思いますので、適当に水と米ぬかを追加してください。その後は、一ヶ月目と2ヶ月目の2回、切り返しをします。一ヶ月目の切り返しのときは、再度米ぬかと水を混ぜ込みます。量は、最初に積み上げたとき投入した量の1/4程度でいいと思います。
2回切り返しを行った後は、そのまま熟成させます。堆肥として使えるようになるのは最初に積み上げてから最低でも6ヶ月ほどの日数が必要です。できれば10ヶ月ほど熟成できれば最高です。
市販のコンポスターは3基使っています。わが家の生ごみの量では、一基が一杯になるのが約4ヶ月程です。一杯になったら次のコンポスターに移ります。
そのように使っていくと最後のコンポスターが一杯になる頃には、最初のコンポスターに投入した生ごみは約一年間熟成することになり、堆肥として使えるようになります。
一年間の熟成の間には、2,3回切り返しを行うと良い堆肥になります。
コンポスターは、所沢市の「生ごみ減量化・資源化推進奨励金」の対象になっていますので購入金額の半額を補助金として交付してもらえます。(詳細)
わが家の玄関先にはダンボールコンポストをおいています。
ダンボールコンポストはダンボールと言う身近にある容器で生ごみを堆肥化することができ、とても手軽な生ごみ処理方法です。最近、多くの方々が、様々な方法でダンボールコンポストで生ごみを処理しているようです。
ダンボールコンポストによる堆肥作り(PDFファイル)
<EMぼかしU>
・ EM菌による生ごみ処理、堆肥作りについて情報をアップします。
・ EMぼかしは2種類あり、生ごみ処理用には「EMぼかしT」、堆肥用には「EMぼかしU」
を使います。
・ EMぼかしT
EM1と糖蜜を溶かしたEM混合希釈液を米ぬかに混ぜ、1ヶ月ほど熟成発酵させて作ります。家庭で出る生ごみにふりかけ生ごみ堆肥を作るときに使います。
・ EMぼかしU
EM1と糖蜜を溶かしたEM混合希釈液を米ぬか、油かす、魚粉に混ぜ、1ヶ月ほど熟成発酵させて作ります。元肥、追肥として直接畑にまきます。
・ EM関連機材の購入について
− 生ごみ発酵堆肥化容器
所沢市中富南のホームセンターD2で購入できます。容量、機能などの違いで数種類ほどあります。798円〜2980円ほどです。
− EMぼかし(生ごみ処理用)
所沢市中富南のホームセンターD2で購入できます。500gのものと600gのものがあり、400円から600円ほどです。
生ごみ発酵堆肥化容器(EM容器)は、所沢市の「生ごみ減量化・資源化推進奨励金」の対象になっていますので購入金額の半額を補助金として交付してもらえます。(詳細)
− EM1、糖蜜
EMぼかしはD2でも購入できますが、自分で作ると安くできます。ぼかし作成の原料である EM1、糖蜜とも、新所沢の駅の近くの健康ショップ 「食と健康社」 で購入できます。住所は埼玉県所沢市松葉町13-17で、電話は04-2956-7779です。EM1(1リットル)は2100円、糖蜜(1リットル)は900円ほどです。
− 米ぬか
中富南4丁目に阿部農園の無人コイン精米機があり、そので米ぬかを購入することが出来ます。電話は、0492-58-2828です。毎朝、機器の電源を入れるために、6:30〜7:00頃に安部農園の管理者がコイン精米機の所に来ますので、その時、購入できます。 時間は不定期ですので、前日電話をして確認した方が確実です。 米袋一杯で200円です。
− 油かす、魚粉
園芸店、ホームセンターで購入できます。魚粉は、所沢園芸センター、ビバホームなどにあります。
・ ぼかしUの仕込み
2007年12月2日にぼかしUを仕込んだ 時の写真です。保存は発酵処理中の落ち葉堆肥の中に入れました。落ち葉堆肥の発酵は米ぬかを混ぜると直ぐに50℃ぐらいまで温度が上がってしまいます。EM菌は40℃以上では死滅してしまう可能性があるので温度を40度以下に保つようにするため、ぼかしUの容器を半分ほど堆肥の中に埋め ます。
2月頃までこのまま寝かせます。EM関連の資料には”1ヶ月以上発行させる”とありますが我が家では例年3ヶ月程度発酵させています。12月上旬に仕込むと春野菜の肥料には間に合い ます。
<チップ堆肥>
チップ堆肥は、庭木の剪定枝をチップ化し発酵させた堆肥です。
左の写真はチップ堆肥です。チップ堆肥は我が家の菜園から600mほどの所にあるウィズグリーンという会社で購入することができます。2009年10月に初めて購入しましたが、3年間熟成させた堆肥とのことでした。購入後、写真のように積み上げて内部温度を測ってみると40℃弱ありました。まだ発酵が続いているようです。原料が木くずですので、完全な堆肥(発酵が終了した状態)になるには落ち葉などに比べ、長い時間が必要なようです。落ち葉堆肥に混ぜて、さらに一年ほど発酵させたほうがよさそうです。
我が家の基本の堆肥は、毎年秋に仕込む落ち葉堆肥ですが、落ち葉を集めるのが大変です。このチップ堆肥を落ち葉に混ぜることで落ち葉集めが少し楽になりそうです。今年(2009年)は試験的に落ち葉に対して1/3ほどのチップ堆肥を混ぜてみようと思っています。
Mail: saien@santome.opal.ne.jp
Copyrights